人生相談所に勤めてるけど質問ある?

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ぼくはフリートークができない。人の感情とかよくわからないから

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「ねえ」

「うん」

「この前、会社で飲み会があって」

「うん」

「誰の彼女がどうとか、年取ったから病気がなんだとか、周りが意味ない会話ずっとしてて。帰りた過ぎて死にたくなった」

「あら」

「そういう風に思うとき、ない?」

「えー、でも、浅い付き合いの会話ってそんなもんじゃない? フリートークってやつだよ」

「はあ」

「別にみんなふつうにやってることだし」

 

フリートークの意味がわからない

「ぼくはふつうにはできないなぁ。てかいつも思うんだけど、フリートークってなくてもよくない?」

「えー、どういうこと?(笑)」

「なんていうか、フリートークって、「いい天気ですね」とか「最近どうですか」とか、意味ない会話ってイメージで。意味ない会話とか、する意味なくない?って思っちゃう。

「でもするときあるでしょ?」

「うん、あるね。やりながらこの会話意味ないなって思ってる」

「思っててもできてるならいいじゃん」

「いや、そうなんだけどさ。社交的にやらなきゃいけない場面が出てくるから、なんとなくできるように振る舞ってるだけ。」

「あー、ほんとはできないし意味ないって思ってるけど、うわべだけできるように見せてるだけってことね」

「そうそう。だからめっちゃ疲れる」

「別に疲れなくても、ふつうに浮かんだことしゃべればいいのに」

「それが浮かばないから困ってるんじゃないか」

「浮かばないのにどうやってしゃべってるの?」

「フリートークって、フリーって言いながらある程度パターンが決まっててね。さっきの天気の話とか。頭の中で想定問答をインプットしてシュミレーションして、その通りにしゃべってるだけ。

「めっちゃ頭使ってるね(笑)」

「そうなのよ。だから疲れるし、楽しくない」

「楽しくないならしなきゃいいのに」

「そんなわけにもいかんでしょ。だって、大勢の人と飲み会とか、がんばって避けてるけどどうしてもあって。そんなときにできるようになってると便利なんだよ。ほんとはやらないに越したことはないね」

「うーん」

「なにさ」

「それって、人間嫌いってこと?」

「うーん、そんなこともない。人と話すのは好きだよ。意味のない話をする意味が分からないってだけ」

「あー、内容の問題なのね」

「そうそう」

「どんな内容なら楽しいの?」

「…仕事の話とか?」

「仕事人間ってことかい(笑)」

「いやいや(笑)でもそうなのかな。よくわかんない」

「なんで仕事の話ならいいんだろう」

 

フリートークは内容よりも感情のやりとりをするもの

「…たぶん、人の気持ちとか感情とかがよく分からないんだと思う」

「ほう」

フリートークって内容より感情をやりとりして仲良くなるためにするものでしょ?はじめましての関係からちょっとだけいい関係になるきっかけみたいな。そもそも、その感情のやりとりってもんがよくわからなくて。
仕事って、相手がどんな人かわからなくても共通の内容で語れる便利なテーマなんだよ。感情の交流ができなくても内容で交流できるから、ぼくにはとても合ってる。」

「ふむ」

「だから、ぼくのフリートークは感情の交流をしてるわけじゃなくて、ただ薄い内容の話をしてるだけなんだ。さっき言った目的に沿って淡々としてるだけ。そりゃつまらんよね(笑)」

「うーん」

「人と会話してても感情をダイレクトに理解するんじゃなくて『こういうテンションでこういうこと言ってるから、きっとこんな感情抱いてるんだろうな』とか、一生懸命推理しながら話聞いてる。」

「それは大変だね」

 

感情がわからないのか、わかるまで時間がかかるのか

「他人の感情だけじゃなくて、自分の感情もわからないもん。
自分がこんな気持ちになったとか、あんまり人に話せない。他人に自分の気持ちをわかってもらいたいと思うときはあるけど、その前に自分の気持ちを自分で気づくのが大変。
だからなんか、小さいときからさびしかったな」

「さびしかったの?」

「そう。ほんとは感情の交流ってしてみたいし、周りの人達はかんたんにしてそうなんだけど、自分にはそれはひどく難しいことで。
だれも自分の気持ちがわからないし、自分も他人の気持ちがわからない。あたりまえだよね、自分で自分の気持ちがわからないから、言葉にして伝えられないだもん。」

「そうなんだ」

「あんま理解されないと思うけどね」

「…あれ?でもさっき、さびしいって言ってたよね。自分の感情わかってるんじゃない?」

「…そうだね(笑)」

「そうだよ(笑)」

「なんでだろ。あー、たぶん、これだけゆっくり考えて、やっと自分の気持ちに気づけたんだ。テンポの早いの会話だったら、こんな風にいかないよ」

「てことは、感情がわからないんじゃなくて、わかるまで時間がかかるだけなんだ

「うーん、そうなのかな。よくわからない」

 

フリートークはうわべだけの会話だとわりきったほうがラク

「そっか。でも、フリートークができなくて悩んでる人って他にもいるんじゃない?」

「そうかもね。
多分、世の中の人たちってフリートークをそんなに深く考えてやってないと思うんだ。うわべでできるようになってれば、それでじゅうぶんだと思う。さっきも言ったけど、頭の中で想定問答をインプットしてシュミレーションして、その通りにしゃべればいいんだと思う。
フリートークできない理由はひとそれぞれだと思うけど、理由で悩むのとフリートークができないことは分けて考えてもいいと思うな」

「そうだね、きみもなんとかなってるんだものね」

「そうそう。ありがとう、話を聞いてくれて。なんかうれしかった」

「また感情を言えてるじゃない(笑)」

「そうだね(笑)」

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