人生相談所に勤めてるけど質問ある?

人生逃げてもいいと自信を持って言えるように、逃げた先の可能性をつくりたいブログ

自分「ニートやホームレスの暮らしを支える仕事してます」→初対面の人「ヒーローみたいっすね」→自分「」

先日、とあるイベントで田植えに行ってきました。田んぼに入るのはじめてで、長靴買うのにワークマンではじめてのおつかい。

f:id:wa9ta:20150529233629j:imageめっちゃ晴れてて気持ちよかったー。

 

そこで出会ったAさん(仮)とのやりとり。

Aさんは福祉の業界とは縁がなさそうな仕事をしてて、20代で起業してるっぽい人。

 

Aさん「はじめましてー。普段どんな仕事してるんですか?」
自分「福祉の業界でして。うつ病で働けなくて家にこもってたり、お金がなくてネカフェ難民してる人とかの話を聞いて、暮らしを支える仕事をしてるんですよー」
Aさん「へー、ヒーローみたいっすね」
自分「」

 

なんというか、なんて返して良いか分からなかったですよ。
その後ずっと頭に残ってて、なんでこんなに気になるのか考えてみました。

あ、ちゃんと言っておくと、Aさんの言葉を感じ悪く受け取ったわけじゃないですよ。
このやりとりがなんで心に残ったんだろうなーと、ちゃんと向き合いたくなっただけ。
こういうことから意外と大事なことが見えたりするかも、と思ったものでして。

 

 f:id:wa9ta:20150529233739j:image今回植える稲。

 

福祉の世界にヒーローなんかいないのですよ!

まず考えたのは、Aさんがどんな意味で「ヒーロー」って言ったんだろうってこと。
「自分を犠牲にして他人の役に立つ人」みたいな意味なのかな。
自分の仕事内容を聞いて「まあ!福祉のお仕事だなんて、困ってる人のために尽くしてスバラシイ!」とか思ったのだろうか。

 

いやいや、全然そんなことないですから!!!

 

仕事がら、現場の人・役所の人・管理職クラスの人、いろんな人に会いますけど、全部が全部人の役に立ちたい!って人じゃないですよ、正直。
感覚的には、普通に一生懸命やってる人とやる気ない人が2割ずつくらいで、他はどっちでもない感じ。
人生丸ごと投げ出してどっぷり人助けしてる本当のヒーローなんて、1%くらいのもん。

 

しかも、人に幸せを感じてもらったり、不便や不満を解決することでお金をもらってるのって、福祉に限らずどの業界も同じでしょ。
違うのは、お金の出所が税金なのか個人のお財布かだけ。
なんで福祉業界だけヒーロー扱いされるのか、いつもよく分かんない。

 f:id:wa9ta:20150529233750j:image田植えスタート!

 

でも、問題を解決することに快感を感じてるかも…

ここまで考えて、はっと自分の働き方を思い返したわけです。
自分は本当にヒーローっぽい感じに酔ってないだろうか、と。

 

困ってる人の相談所で働いてて、毎日のように「お金がない」とか「うつで具合が悪い」とか相談が舞い込んでくるんですよ。
それを一つ一つ、安定した暮らしになるように一緒に考えていくわけです。
そんな中、一人ひとり上手く軌道に乗るたび、ゲームを攻略した気持ちになってる自分もいるんですよね。

それはそれで楽しいから良いんですけど、時々怖く感じるときも。
何かっていうと、問題を解決することに気を取られすぎると、困ってる人の気持ちを置き去りにしちゃうことがあるのです。

 

例えば、悩みごと親や友達とかに相談したとき。
悩んでることを色々説明したとき、一方的に「こうしたら良いよ」なんて言われても納得できないときってありますよね。
誰でも、アドバイスがしっくりこないときとか、もっと時間をかけて自分で考えて結論出したい時ってある。
他人が出した勝手な結論に乗れないときだってあります。

それなのに、いわゆる「専門家からの助言」って、なんとなく従わなくちゃならない空気になりがち。
相談しに来た人に『せっかくアドバイスしてくれたから言うこと聞かなくちゃ』って気を使わせてしまう、なんてことも。
本当は専門家の方が、そうした気持ちの揺れに敏感であってほしいのに。

 

ヒーローって言葉には「勝手な正義感を振りかざす人」って意味もある。
専門家から見た勝手な「ぼくのかんがえたてきせつなアドバイス」をぶつけて、勝手にヒーローになったつもりになってないか、いつも頭の片隅に置いておかないといけないなーと思いました。

 

自分の中にある『未解決の人間』な部分

てことは、Aさんの「ヒーローみたいっすね」って言葉が、「勝手な正義感を振りかざしていい気になってるんじゃないの?」って意味に脳内変換されたからショックだったってことかも。

自分はいつも心のどこかで焦りがあって、このままじゃダメだ、もっと新しいことやって先に行かなきゃって考えちゃってます。
根っこにあるのはどうしようもない劣等感。
それが困ってる人の相談に乗ってるときにも出てしまって、気持ちを置き去りにして解決を急いじゃうんじゃないかと。

 

ふと、小野美由紀さんのエッセイ『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら人生が面白くなった』という本の中に『未解決の人間』という言葉があるのを思い出しました。

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「ブラジルには、『マオ・レゾルビーダ』という言葉がある。直訳すると『未解決の人間』。自分の家族や、自分の悩みを、解決していない人間を指して言うんだ。マオ・レゾルビーダは、ブラジルでは社会的に評価されない。たとえ大企業の重役に就いていたとしても、『あいつはマオ・レゾルビーダだからな』と言われて、仲間内では信頼されないんだ。君たちの周りにも、マオ・レゾルビーダはたくさんいるだろ?」

この『未解決の人間』って、「自分の問題が見えていない人、見ようとしてない人」って意味なんだと思うんです。
自分の問題が見えてないから、解決できずに他人にぶつけてしまう。だから、他人にはよく見えちゃうんでしょうね。

 

自分の場合、劣等感があって、それが自分の中のどこからきてるのか見えてない。
見えてないから解決できずに他人にぶつけちゃう。
んな一方的な正義感を「ヒーローみたいっすね」って言葉から気付かされたのかなぁ。

 

こんな風に、自分の傾向を見つめることを福祉の専門用語で「自己覚知」って言います。
まあ、福祉に限った話でなく、自分のダメなところを知っておくのって大事。
解決しなくても分かっていればどうにかなることって多いですからね。

 

 

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なんてことを考えてるうちに、いつの間にか田植え終了。

 

 

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お昼のおにぎり美味しかったー。

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【2015年4月スタート】お金や仕事が無い人のための「生活困窮者自立支援法」は全国民必修レベル

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2015年4月から始まった、生活困窮者自立支援法
お金や仕事がなくて困ってる人の助けになるためにできたこの法律。

でも、福祉はだいたい小難しくって、使いたい人に情報が届かないのが困りもの。
どうすれば困ってる人が助かるかはみんな考えるけど、それをどう届けるかはあんまり考えられてない。
良い仕組みを作れば自動的に必要な人に行き渡るなんて、そんな甘い話はないのです。
偉い人にはそれがわからんのですよ!

こうしたセーフティーネットは税金で回ってるので、知らずにいるのは生命保険を無駄に払ってるの同じ。
どんな法律かざっくり解説してみるので、困ったときに思い出してみてくださいねー。

 

暮らしに困ってるけど、生活保護を受けるまでじゃない人がイメージ

まず、この法律全体のイメージを。

この仕組みが始まるきっかけは、リーマンショック後の不況で生活保護を受ける人がどんどん増えちゃったこと。
暮らしに困った人を支える仕組みが完全に時代遅れで、失業とかでちょっとつまずくとすぐに生活が成り立たない状況になっちゃってた。

それじゃいかん!ってことで、生活保護を受ける前にいろいろ手当てしようってのがこの「生活困窮者自立支援法」。
2015年4月から正式スタートになりました。

具体的な中身はどんな感じかと言いますと、必須事業任意事業に分かれています。

 

必須事業は以下の二つ。
・自立相談支援事業
・住居確保給付金

それぞれの市区町村で必ずやることになっています。

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【必須事業】困ったときの相談窓口「自立相談支援事業

この法律の恩恵を受けるためには、まずこの窓口に相談することになります。
この窓口の特徴は、お金や仕事に困ってる人はどんな人でも相談に乗ってくれること。

今までの福祉の相談窓口は、障がいのある人、高齢者など、その人の特徴によって細かく分かれていました。
困ってる人にとって、自分がどの窓口に行けば良いのか判断するのはとっても負担。
とりあえずここに飛び込めばOK!ってのは、実は画期的なことなんです。
というか、今までが不便すぎたのですけどね。

ここから先にもいろんな事業がありますが、とりあえず困ったらここの相談窓口にいけば案内してくれますよ。
正直、この先の説明はおまけみたいなもので、新しい窓口ができたってことだけ覚えてればあとは大丈夫!

 

厚生労働省がアップしている自立相談支援事業の窓口は、以下のリンク先をご参照あれ。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000080689.pdf

平成27年4月1日現在、まだまだ「調整中」が多い感じです。
良い感じに役所のバタバタ感が伝わってきて、味わい深いですね。

 

【必須事業】仕事がないときに家賃を出してくれる「住居確保給付金」

仕事をクビになって家賃が払えるか危ないときや、払えきれずにアパート出ることになった場合、仕事が見つかるまで家賃分のお金をくれる仕組み。
この仕組み、実は同じものが前からありました。
他の法律で動いてたものが組み替わっただけですね。

家賃を出してくれる期間が短いのが、この仕組みのイマイチなところ。
最低3ヶ月、長くても9ヶ月で打ち切られちゃいます。

しかも、出してくれるのが家賃だけ
仕事が決まるまでの食費とかは、失業手当とかで自分でどうにかしなくちゃなりません。
手当がない人は別口の仕組みでお金を借りることになるんですが、これぶっちゃけ借金なんですよね。
仕事がすぐに決まる保証なんてどこにもないので、借金作るくらいなら直接生活保護になった方がマシ。

つまり、住宅確保給付金は「失業手当を受けていて、家がなくなりそう(なくなった)人」限定の仕組み。
しかも期間が最大9ヶ月。
それでも仕事が見つからなければ、手当てや貯金がなくなり次第生活保護になる流れ。

正直、使いドコロが難しすぎる…。

 

さて、ここから先は任意事業
・就労準備支援事業
・一時生活支援事業
・家計相談支援事業
・生活困窮者世帯の子どもの学習支援

やるかどうかは市区町村におまかせな事業ですね。
まだまだ実態が見えづらいので、ざっくり説明でご勘弁を。

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【任意事業】半年〜1年かけて就職を目指す「就労準備支援事業

長年引きこもってた人や、就職失敗してブランクがある人などに、就職に向けたトレーニングをする仕組み。
昼夜逆転してたり、長年人とコミュニケーション取ってない人は1年コース、体慣らしのお仕事をすればなんとかなりそうな人は半年コースみたい。

いわゆる、ニートとか若年無業者をイメージした仕組みっぽい。

 

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【任意事業】一時的に屋根とご飯を提供してくれる「一時生活支援事業

ホームレス生活を送ってる人やネットカフェ難民とか、 家のない生活をしている人のために屋根とご飯、服とかを提供する仕組み。
利用料は無料で、原則3ヶ月以内にアパートとかを借りて出て行く流れ。

ネットカフェ難民って、仕事はしてるけどネカフェのお金が高くて貯金がたまらず、敷金礼金が出せなくていつまで経っても家が借りられない人が多い。
1ヶ月トータルで考えると、ネカフェより普通にアパート借りちゃった方が安いんです。

一時的にでも無料のところに身を置ければ、貯金ができてアパートを借りられる。
ネカフェって毎日暮らすには心身ともにしんどい場所なんで、この事業で救われる人は多いはず。

 

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【任意事業】お金の使い方を一緒に考えてくれる「家計相談支援事業

お金に困ってる人は収入が少ないだけじゃなく、やりくりがうまくいってない人もいます。
クレジットカードで借金しちゃう人とか、そもそも今まで誰からもやりくりの仕方を教わってない人とかも。
お金の使い方をコントロールできることは、自分の暮らしをコントロールできるってこと。

「家計相談支援事業」は、自分で自分の暮らしをコントロールできるように、お金の使い方を一緒に考えて、うまいやり方を教えてくれる仕組み
借金がかさんでどうにも返せない場合、弁護士さんを紹介してくれて自己破産とかも案内してくれます。

 

【任意事業】貧困の連鎖を断ち切る!「生活困窮者の子どもの学習支援」

今、お金に困ってる親の子どもが大人に再びお金に困る「貧困の連鎖」が問題になっています。
子どもに教育費をかけられないといった理由だけじゃなく、生活自体が不安定で学業に集中できないことも。
例えば、シングルマザーの親が安い給料の仕事を掛け持ちしてて子どもを充分にみられず、子どももアルバイトで生計を支えるために高校を中退したり…。

子どもの6人に1人が貧困状態にあると言われる状態を受け、国も「子どもの貧困対策推進法」という法律を作り、対策を始めました。

生活困窮者自立支援法の中でも、お金に困る家庭の子どもがきちんと教育を受けられるよう、学習支援を行う仕組みがあります。
家庭教師のように家に行って教えてくれたり、みんなで集まってグループ学習したり。
勉強だけでなく、力になってくれる大人や仲間が近くにいることが大事な要素になってるみたい。

 

準備が全然整ってない!ちゃんと機能するのはもうちょい先かも…

ここまでいろいろ解説してきましたが、正直、どこの市区町村も全然準備が足りてない!
この法律が始まって初めて相談窓口をやる人もいそうな感じで、場所によっては不慣れ感満載かも。

生活保護が増えないようにこの法律ができた」って書きましたが、この法律ができたことで、本当は生活保護が必要な人がちゃんとつながらずに無理やり追い返されてしまわないか、不安の声も上がってます。

また、任意事業でいろいろメニューがそろってるものの、やるかどうかは市区町村しだい。
住んでる場所が命運を分けるってのも、なかなか悩ましい問題です。

仕組みができたのは良いけれど、運営するのはやっぱり人。
期待された動きができるようになるまで、まだまだ時間が必要なのかもしれません。

 

もしこの法律の窓口に相談してうまく行かなかった場合に備えて、「認定NPO法人もやい」が発行している『困った時に使える最後のセーフティネット活用ガイド(第3版)』を貼っておきます。

『困った時に使える最後のセーフティネット活用ガイド(第3版)』
http://moyai-files.sunnyday.jp/pdf/seiho-guide_3.pdf

 

ガイドの最後のページに相談先リストも載ってますので、ご参考くださいませー。

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福祉が社会問題に勝利したことなど、人類の歴史で一度もない。問題解決なんて止めて、ほしい未来をデザインしよう!

女子高校生サポートセンターcolabo(http://www.colabo-official.net/)で孤立し困窮した少女の支援をしている、仁藤夢乃さんのインタビュー記事を読んで。
記事はこちら。

  

生活に困窮すると多くの人は自分から相談しない

印象的なところを引用します。太字はこちらで追加。

虐待を受けた子などは、自分がそもそも支援を受けられる存在だと思えていません。「助けて」と言うことがすごく悪いことなんだって教えられていたりとか、人に頼らずに自分で稼いで生きていかないといけないと思っていたりします。社会の「自己責任論」のど真ん中で生きてきてしまった人は、「自分が悪いから、助けなんて求めない」となってしまいます。

支援を必要とする子が、行政などの窓口に来ないのは当たり前だと思うんですよ。福祉や支援が行き届かないというのは、支援のあり方が機能してないだけの話だと私は思います。居場所が必要とか、どんな支援が必要かとかいう議論はしても、その「中身」を子供たちにどうやって届かせるかという部分が全然間に合ってないなと思います。

 

支援が必要な人に届いていないという問題は、女子高生に限った話ではありません。
先日も、生活に困って県営住宅を追い出される母が、子どもを手に掛ける事件が記事になっていました。

市によると、母親は13年4月、銚子市役所を訪れた。国民健康保険の保険料を滞納し、保険証が使えなくなっていたからだ。保険年金課で滞納者が短期間だけ使える保険証をもらう手続きをした。生活苦を察した職員に促され、母親は社会福祉課という生活保護の担当窓口にも行った。

この時の「面接記録票」という書類が残されている。

生活保護が利用できるか、判断にかかわる収入と預貯金はともに「未聴取」。保険料滞納の理由も書かれていない。担当者は「聞くべき点が聞けていなかった」と振り返る。母親は生活保護制度の概要を聞き、帰路についた。再び相談はなく、市からも連絡しなかったという。

滋賀県野須市 市民生活相談課)生水(しょうず)裕美・専門員は「『どうせ解決しない』。生活に困窮すると多くの人はそう思い込み、自分から相談はしない。支援策も知らず『情報の貧困』でもある。役所から積極的に働きかけないと解決は難しい」と話す。

 

両方の記事に指摘されてることは、生活に困ってる人に情報が届いていないということ。
言い換えると、今までの福祉制度は「生活に困ってる人は自力で相談窓口にたどりつける」という前提で動いてきたってこと。

こうした前提は申請主義と呼ばれていて、年金でも生活保護でも、窓口に行って手続きしないと役所は何もしてくれない仕組みになっています。
逆に言うと、役所の人がいくら目の前の人を助けたいと思ってても、ご本人が手続きをしてくれなければ何もできないのです。現場で頑張ってる人も多いんですよー。

 

福祉が社会問題に勝利したことなど一度もない

はじめの方で紹介した記事のタイトルは福祉行政は風俗産業に敗北している」でした。
生活が不安定な女子高校生に対して、福祉の支援よりも風俗の勧誘の方が手を伸ばせていることを受けて、こう表現したのでしょう。

しかし、この言葉を受けて福祉が社会問題に勝利できるようにがんばろう!」と考えても、きっと勝てるときは来ないんだろうと思います。
世の中は常に移り変わり、それに合わせて新しい社会問題も日々生まれ続けています。少子高齢化非正規雇用の増加も、数十年前では考えもされませんでした。

私たちはそうした社会の変化で起こるほころびを、気づいたときに直し続けるしかありません。ある問題が解決してもまた別の問題が生まれる。福祉とは、それでも社会が良くなる方向に試行錯誤する営みなのだと思います。
その意味で、福祉が社会問題に勝利したことなど、人類の歴史で一度もないのです。

 

問題解決よりも、ほしい未来を自分たちでデザインする

でも最近、問題を解決しようとするより、もっと良い考え方があるんじゃないかと思うようになりました。
きっかけはこのブログ。

まち作り合宿の講師の方が仰っていた言葉で印象的だったのが、
「そろそろ、地域課題を解決する」という思い込みから抜け出したほうがいい」ということ。

私、このときすごくはっとしました。
自分の地域で実践したり全国の地域を見ている中で、
「解決する」発想から→「表現する」発想へ切り替わる大切さを感じていたからです。

今大事なのは
「いかにして、自分の地域を差別化するか?」
「他の地域に勝つか?」「問題を解決し続けるか?」
という発想というのではなく、
「いかにして光る場を作り出すか?」ということだと思うんです。

 

『「そろそろ、地域課題を解決する」という思い込みから抜けだしたほうがいい』ってのは自分もはっとしました。
このブログは地方の地域づくりがテーマですが、福祉も同じ。「問題を解決しよう!」と考えてるうちは、問題を後追いして、イタチごっこをしてるだけ。問題だけに目を向けず、困ってる人が幸せになれるような未来をどうデザインするか。そんなスタンスが大事なんだと思います。

それは、「役所が悪い!」とか「法律を変えろ!」とか、ただ文句を言ったり自分じゃどうにもならないことを訴えるのとは違います。同じ想いを持つ仲間と、手の届く範囲をどう良くしていくかってこと。
問題解決は他人ごとになりがちですが、未来のデザインは自分たちでやること。未来を他人に委ねないで、自らの手で作っていきましょうー。

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何より、問題だけを見ていると暗い気持ちになっちゃうので、ほしい未来を自分たちで作っちゃえ!って思ってた方が、楽しくやれると思うんですよね。楽しいは正義。

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そこの学生さん! 福祉は絶望してる人が前向きになるのを間近で見られる、幸せな仕事ですよ

福祉の仕事はすばらしい!
最近仕事でちょっと感動したことがあって、たくさんの人に興味を持ってもらいたいと思って書きました。
「どうせ3Kで給料安いんでしょ?」と適当に思ってたら大間違いですよー!

 

そもそも「福祉のお仕事」って何?

Wikipediaで「福祉」を調べると、こんな言葉が書いてあります。

福祉(ふくし、英: Welfare)とは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す。

社会福祉 (social-welfare) は、未成年者、高齢者や障害者で生活上なんらかの支援や介助を必要とする人、経済的困窮者・ホームレスなどに対し、生活の質を維持・向上させるためのサービスを社会的に提供すること、あるいはそのための制度や設備を整備することを指す。

福祉 - Wikipedia

福祉とは、広い意味では人の「しあわせ」や「ゆたかさ」のこと。
つまり、福祉のお仕事とは、いろんな人の「しあわせ」や「ゆたかさ」を応援するお仕事です

 

分かりやすい例は、お年寄りの介護、子どもの保育や虐待対応、障がい者の生活やお仕事の支援。
最近では、ホームレス生活をしてる人やネットカフェ難民若年無業者や引きこもり、家出少女など、様々な困りごとを支援する団体が出てきています。

ちなみに私は、主に軽度の知的障がいや発達障がい、精神科の病気があって仕事や生活に困ってる人の相談に乗る仕事をしています。
「病気や障がいのある人」と一口に言っても、置かれた状況は様々。
引きこもり生活を送ってる人、親と折り合いが悪く帰る家がない人、精神科の入院を急いだ方が良い人などなど。
セーフティーネットの仕組みを活用しながら、安心した生活が送れるように一緒に考えていきます。

 

人生に絶望した人の可能性を信じ、応援し続ける

これだけ読んでも、なかなか馴染みがないお仕事なのでイメージわかないですよね。
ちょっと私のお仕事を例にして、架空のお話してみます。

その人は、家族と折り合いが悪く、卒業と同時に家出同然で一人暮らしを開始。
しかし、職場の人間関係が上手くいかず、繰り返し仕事をクビになってしまいます。

 

そのうち「自分は社会で必要ない人間なんだ」と自暴自棄になり、引きこもり生活に。
貯金も底をつきかけ、イライラして家で暴れたり、自殺を考えるようになっていました。

 

そんな中、私はお宅に訪問し、その人とお話をすることになります。
これまでの暮らしや話している様子から、発達障がいがある可能性が浮上。
医者じゃないから断言はできませんが、生まれつきの障がいが明らかにならず、適切な支援を受けられずに人間関係の失敗を繰り返してきた可能性があったのです。

 

私は、病院に行くことや、再就職までのあいだ生活保護を受けることを提案。
しかしその人は「今まで何をやっても上手くいかなかったんだから、どうにもならない」と動こうとしません。

その人は、自分の人生に絶望していました。
今までの人生で何かが上手くいった経験があまりに少なく、新しいことを起こして失敗することを恐れてもいました。

そんな人に対して、ただ単にセーフティーネットの情報を伝えるだけでは無意味。
人生に絶望した人にとって必要なのは、諦めずに一緒に考えてくれる人がいること。
一緒に人生が良くなるように考え、行動してくれる人がいてはじめて、絶望から立ち上がって前向きになれるんです。

 

そんな、絶望してる人が立ち上がる瞬間を間近で見られることが、どんなにすばらしいことか。
人間の可能性を信じ、元気をもらえる仕事は、福祉以上のものはないと断言します!

 

社会的企業(ソーシャルビジネス)に大注目!

実際に働く場所は役所や民間の福祉施設が多いけど、注目したいのは社会的企業
ソーシャルビジネスとも呼ばれ、ビジネスの手法を用いて社会問題の解決を目指して活動しています。
あのgoogle先生も注目しており、社会にインパクトを与えるプロジェクトを応援するプログラムを実施。

下手な大企業で消耗するより、はるかにエキサイティングな毎日を送れること間違いなしです。

最近は新卒採用を始める会社も出てきており、自分も今新卒だったら絶対応募するのに…と思わずにはいられません。
良い時代になりましたなー。

 

どうでしょう? 少しは福祉のイメージは変わりましたか?
お給料も大企業並みとはいきませんが、普通に生活できるお金はもらえます。
周りに流されて就活するのも良いですが、福祉のお仕事にも目を向けてみると面白い世界が開けるかもしれませんよー。

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病気や障害になったときの支えになる「障害者総合支援法」は、義務教育で教えても良いレベル

小難しい名前で、全然世間に浸透していない「障害者総合支援法」
障害や精神科の病気がある人には絶対知っておくべきで、中学・高校で教えても良いレベル。
これに限らず、福祉制度ってどうしようもないくらい複雑で分かりにくいのが困りもの。
細かいことは置いといて、ざっくり説明してみますね。

 

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障害者総合支援法=介護保険の障害者バージョン

「障害者総合支援法」は聞いたことなくても、「介護保険」だったら耳にしたことがありますか?
おじいちゃんおばあちゃんのお宅にヘルパーさんが来てくれたり、デイサービスに行ったりするアレです。
アレの障害者バージョンだと思ってくれれば大丈夫。

つまり「障害者総合支援法」とは、障害のある人の身の回りのこととか、昼間通うところや住むところなど、生活を支えてくれる仕組みのこと。

ちなみに、障害のある子どものための支援は「児童福祉法」の範疇でやるそうで。
ややこしやー。

 

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使える支援はざっくり4種類

じゃあ、具体的に何をしてくれるのか。
ざっくり分けると4種類あります。

1.来てくれる支援:ヘルパーさんに来てもらって、家事をお手伝いしてもらったり、一緒にお出かけします。

2.通う支援作業所に通って簡単なお仕事をしたり、一般のお仕事に就職する練習をします。お仕事をしないでゆっくり過ごすところも。

3.泊まる支援:お家を離れて何日かお泊まります。家族と離れてゆっくりしたり、合宿みたいに身の回りのことを練習するところ。

4.暮らす支援:お家を出て、グループホームとか施設で暮らします。グループホームとは、街中で一軒家とかアパートとかで集まって、世話人さんの支援を受けながら暮らすおうちのこと。

 

ぶっちゃけ、大昔は「障害のある人は山奥の施設や病院に入れちゃおう」って感じでした。
それはあんまりだし、配慮があれば普通に暮らせるから、街中で生活しようよ!って流れになってます。
でも実際は、家の近くに障害ある人が集まって暮らすことがわかると、あからさまに反対運動が起こったりしてます。


21世紀ってもっと未来だと思ったのですが…。

 

 

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手続きしてから使えるようになるまで長いと1〜2ヶ月

では、どうすれば障害者総合支援法の支援を使えるようになるのか。
使えるようになったら自動的に教えてくれるような便利機能はありません。
こうした福祉制度は役所の窓口で「お願いします!」って言う必要があるのが日本の常。だったらもっと広報しろー。

前提として、障害者手帳を持っているか、自立支援医療(障害や精神の病気に関する医療費が安くなる仕組み)を使っているか、お医者さんの診断書を出すことが利用の条件。
ケースバイケースですが、基本的には公的な証明が必要ってことですね。

 

その証明を取るのも含めて、手続きはだいたい市か区の障害福祉課が窓口です。
お住まいによって名前や窓口が違うことがあるので注意!
窓口で「障害のある人の支援を使いたいんですけどー」って言えば、流れを案内してくれるはず。具体的には下の通り。

1.申請:受けたい支援を伝えて書類を出します。

2.認定調査:窓口やご自宅で、係の人から「何ができて何に困ってるのか」を聞き取り調査を受けます。だいたい1時間くらい。

3.結果がでるまで待つ:支援の内容によって、時間のかかるものとかからないものがあります。長いと1〜2ヶ月…。

4.ケアマネージャーを頼む:結果を待つまでの間、どんな暮らしを望むのか、どんな支援を使うのかを、ケアマネージャーさんにお願いして一緒に考えてもらいます。
ケアマネさんは、本人の話を聞いて使う支援を計画に起こし、支援を担ってくれる人を探してくれます。

 

 

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今「親亡き後」が大問題! 若いうちからの準備が大事

いま、障害のある人を取り巻く大きな問題の一つが「親亡き後」
知的障害者の9割、精神障害者の5割近くは親などの親族と暮らしています。
家事とかお金の管理とか、身の回りのことを親に頼っている人も少なくありません。
親がいなくなった後にご本人だけでどう暮らせば良いのか、多くの人が悩んでいます。

じゃあ、一人になったらヘルパーさんに来てもらったら良いじゃないか、と思ったアナタ! それは甘い。
何十年も家族とだけ暮らしてきた人が、いきなり知らない人を受け入れられると思いますか?
障害や病気があったらなおさら大変ですよね。

経験のないことをチャレンジするのは誰だって不安なもの。
だからこそ、親が元気なうちから少しずつ支援を使って慣れておく方が絶対良い!
もっと言えば、お試しで親もと離れて暮らしちゃうとかもアリですよー。

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「頑張らなくても良いよ」という言葉は、社会に対する降伏勧告

毎日生活に困ってる人とお付き合いしてると、こちらが提案する支援を拒否する人とときどき出会います。
例えば、精神科の病気で苦しんでるのに病院に行きたがらない人。
例えば、お金がなくて路上生活をしているのに生活保護を受けたがらない人。

どうやって説得したら良いか悩むことが多いのですが、最近はそもそも「説得」しようと思っている時点で間違ってるんじゃないかと考えるようになりました。

 

本人にとって、福祉制度に頼ることは「自分は無力だ」「社会に負けた」と認めること

 例えば、生活保護
自分で仕事をして生活費を稼ぐことができず、家族や親族にも頼ることができなくて、生活保護に頼る以外にどうしようもない」と思って初めて保護を受けようと考える人が多い気がします。

頑張って頑張って、ボロボロになっても生活が回っていかない。
一人じゃどうしようもないとあきらめられたとき、やっと福祉制度に頼ることを決意できる。
家族の助けがなかったり、安定した仕事に就けなかったり、本人の責任じゃないことで困ったとしても、福祉制度に頼ることは自分や社会への敗北だと考える人もいるのです。


「頑張らなくても良いよ」という言葉は、社会に対する降伏勧告

本当は、そこまで頑張らなくても福祉制度に頼って良いんです。
限界まで力を使い切らなくも、生活を再建する余力を残して制度に頼ってほしい。
日本にいれば誰でも持っている権利なので、使えるものは何でも使って楽になって良いのです。

でも、いくら周りがそう言っても逆効果になってしまうことも。
本人が「まだ頑張れる!」って思ってるときに「福祉制度に頼ろうよ」って言っても、本人にとっては「負けを認めろ」と聞こえているかもしれない。
まるで、社会に対する降伏勧告みたいになっちゃうんですよね。


「本人の気持ち」を大事にして「周りの意見」を受け入れないのは、ワガママなんかじゃない

それは決してワガママじゃない。
本人の気持ちを尊重せず、理屈を伝えても反発されるのが当然。
前にも書きましたが、相手をワガママだと思うってことは、「話が通じない」とコミュニケーションをあきらめてしまうこと。
本人はそれを敏感に感じ取ります。

 

いくら周りから見て「こうした方が良い」と思っても、本人にとっては自分の考えが正しいと思うのが普通。

だって、自分なりに試行錯誤しながら頑張ってきたんだから。
そう思って当然なんです。

本人の主観的な気持ちと周りの客観的な意見は、考えてる本人にとっては同じ価値なんです。
その人の力になりたい私たちも、きちんと同じ価値として扱い、主観と客観の折り合いをつけていく。

その付き合いの中で、自分の状況を客観的に考えられるようになり、必要なときに福祉制度を使えるようになる。
大事なことは「折り合いをつける」というプロセスなのです。


これからの生活を一緒に考えて、上手くいってもいかなくても付き合い続けていく

本人の頑張りを支えながら気持ちを整理していき、生活を良くしていく方法を一緒に考えていく。
緊急性も考えながら、福祉制度を使わない選択も尊重する。
上手くいってもいかなくても結果を本人だけのせいにしないで、次の行動をまた一緒に考えていく。

強引に支援を受けさせようとするより、そうして丁寧に付き合っていくことが、遠回りに思っても結局本人のためになる。
自分はそう思ってます。

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精神障害者グループホーム反対運動が起こる前から、街中に精神障害者はたくさん住んでます

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平成26年4月、神奈川県川崎市で小児科をしている医師が、近所に精神障害者グループホームが建つことへの不安をクリニックのホームページに書かれました。

要約するとこんな感じ。

1.近所にアパートができて、そこに精神障害者が10人暮らすことになった
2.夜中は見守りがおらず、症状が悪化したときにどうなるかと不安
3.法律で追い出すことはできないので、反対の署名活動を始めてみた

なお、現在はそのエントリは削除されているようです。

 

これに対し、フリーライターみわよしこさんが記事を寄せています。


統合失調症の当事者でもあるみわさんは、『「言っても、何も通じないのだろうなあ」と虚しい気持ちになりながら書きました。』と辛い心境を語っています。

 

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反対もなにも、ずっと精神障害者と一緒に暮らしてますよ?

川崎市の人口は約142.6万人(2010年)で、精神障害者の数は15,273人(2011年、自立支援医療(精神通院公費)認定者数)。
割合にして約100人に1人。この医師の居住区は人口約21万人なので、単純計算でざっと2,000人以上は暮らしている計算です。

つまり、騒動が起きる前からずっと精神障害者と一緒に暮らしてたってこと。
その数、グループホームに入居する人数の200倍。
今さら10人くらい増えたところで、生活が変わりようもないのです。

そんなどこにでもいる精神障害者に、みなさんは出会ったことがありますか?
多分会ってるはずなんですよ。
特に問題も起こらず平穏に暮らしてるから、同じ街で暮らしてても気づかないだけなんです。

 

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「障害者」というラベルをはがして、個人を見てほしい

それなのに、どうして今回のような騒動が起こってしまうのでしょう?
その理由を、筑波大学の名川勝さんがみわさんの記事にコメントしていました。
その一部をご紹介します。なお、改行・太字はこちらで入れました。

近隣で、知的障害発達障害がある人の施設に不安を抱いている民生委員の人が居ました。
しかしたまたまきっかけがあって施設を見て、関わるようになってから、熱心な協力者に変わったそうです。

(中略)そこで活動する方々を直に知ったことで、「障害者」というわけのなわからない集合で考える必要がなくなるから。

障害者であれ、障害者とは言われない人たちであれ、彼らの中には尊敬できる人もいれば、付き合いたくない人もいます。
それがわかるのは、障害者ではなくAさんBさんを知ったときだと思います。

つまり、「障害者」というわけのわからない集合ではなく、「AさんBさん」という個人を知ってもらうことが大切だとおっしゃっています。

障害者だろうが外国人だろうが性的マイノリティだろうが宇宙人だろうが、自分たちとは違う集団に不安を感じるのは、ある意味仕方のないことです。
なぜなら、相手のことを知らないから。
いかに教科書的な知識があったとしても、未知との遭遇は誰だって不安なもの。

ならばどうするか?
相手は理屈でなく感情で不安になっているのですから、こちらも理屈より感情に訴えかけるアプローチの方が有効だと思うんです。
感情的に対立してしまうと、解決はますます遠のいてしまいますからね。

 

いかにグループホームに入居する人を「障害者」ではなく「個人」として認識してもらうか。
私も試行錯誤中ですが、この辺りがカギになるんじゃないかと思いますよ。

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